◎今月のテーマ『宗教改革の根拠となった信仰義認』
マルティン・ルターの宗教改革から500年となる。
それは1517年10月31日、ルター(1483-1546年)が「九十五箇条の提題」をウィッテンベルグの城教会北入口扉に貼り出したことに端を発している。
それは聖書翻訳、グーテンベルグの印刷機による普及拡大により、ヨーロッパに大論争を巻き起こした。
更に30年後、カルバンによる宗教改革によって、教会のあるべき姿についての論争を生み、改革を繰り返しながら今日に至っている。
このような歴史的記念日に際し、キリスト教徒(クリスチャン)は、何が起こったのか? 神の業は? 人間の業は?
分析しながらも、この歴史的出来事が何であったのかしっかり考察すべきである。500年前の出来事を深く考えることによって、現在のあるべき姿を模索することができる。
今回は、カトリック教会とプロテスタント教会の分裂について議論しない。
論点となった聖書の言葉に着目する。
聖霊はルターの心に何を語りかけたのか?
ルターをまず新設ウィッテンベルグ大学の聖書教授にして、聖書から語ろうとしたことに、今日に通じる神のみこころが見える。
先日、クリスチャン音楽大学の講義で、ヘンデルのメサイアについて、「いかなる聖書中人物のオペラに勝って、キリストを伝える聖書的オラトリオは奇跡を生んだ」と話した。
それは、聖書に通じたチャールス・ジェネンズがいたからである。
聖書中のキリストにフォーカスを当てたから核融合のようなパワーが創出された。
中世キリスト教国家において、聖書なき権威が横行していた時、神はルターに「聖書の一字一句に注目せよ」と語られた。
そこに核分裂的エネルギーが創出された。
バイブルアカデミーは聖書に密着する議論に固執する学校である。
そこに、伝道の持続的エネルギー源があると信じる。
①ハバクク書とはいかなる書か?
ハバクク2:4「見よ、その魂の正しくない者は衰える。しかし、義人はその信仰によって生きる。」
②パウロはこの言葉をいかに用いたか?
ローマ1:17
ガラテヤ3:11
③ヘブル10:38 は何故この言葉を引用したか?
④ルターによって引用された他のみことば
⑤キリスト教信仰は絶えず宗教改革を繰り返しながら聖書的信仰の純粋性を保ちつつ、主の再臨を待ち望むのだ。
⑥神の言葉なる聖餐式