テーマ「万事感謝」
聖書 第二 コリント 4:12〜15
お元気でお過ごしでしょうか。猛暑の日々が続いておりますが、健康においても信仰においても健やかでありますようにお祈りいたします。
「すべての事はあなた方の益であって、恵がますます多くの人に増し加わるにつれ、感謝が満ち溢れて、神の栄光となるのである。」(第二 コリント4:15)
サブタイトルをつけるならば「クリスチャンの祝福の原理」と言えるでしょう。伝道者パウロがあらゆる逆境をはねのけて、力強く前進することができた秘訣は100%神は最善を成してくださるという信仰でした。神はたまには間違いをすることもあるだろうと言うような思いは全くありませんでした。「すべての事は益である」と確信していたのです。
福音が伝えられてクリスチャンたちが教会を形成していくならば、そのために自分が支払う代償は何の損失でもない。たとえその代償に自分の命を捧げたとしても全く惜しくもない。このような信仰がパウロを動かしていたのです。
「荒野の泉」の著者カウマン夫人は「幸福であることと、祝福されている事とのあいだには大きな差異がある」と書いています。パウロにおいて、極度まで、投獄と、苦痛と、犠牲と苦難に遭遇していましたが、それにもかかわらず、彼は祝福されていたというのです。神様に選ばれ、キリストの福音を宣べ伝えるものとされ、その目的が果たされることが祝福であると心から考えていました。
「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにしてくださることを、私たちは知って
いる」。(ローマ8:28)
ここでもパウロはすべてを益としてくださると語っていて、「万事」を強調しています。
さて、私たちの生活のレベルにおいて、パウロのような純粋なそして大胆な信仰を持てるでしょうか。
それは新しい生命を生み出すために犠牲をいとわない母親のような信仰ですね。
イエス様は言われました「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる」(ヨハネ12:24)。その御言葉の通りにパウロは生きたのです。それは私たちにも語りかけられているメッセージです。
先週、「倒されても滅びない」といった彼の告白を学びました。しかしその動機には「万事感謝」と言うスピリットがありました。
さてここから現実的に何を学ぶことができるでしょうか。試練に遭遇したときには信じ抜くこと、動かないこと、必ず神は最善を成してくださると信じて進むことではないでしょうか。
ぜひYouTubeのメッセージを聞いてください。祝福された人生を過ごされますようにお祈りしています。
小田 彰