「信望愛主」

テーマ「一同は聖霊に満たされ」

聖書　使徒行伝 2章1〜4節

今日はペンテコステ(聖霊降臨日)です。五旬節とは「初穂の祭」「刈り入れの祭り」と呼ばれるユダヤの祭りであって、過越の祭りから50日目です。それはまたイエス・キリストの昇天から10日目の出来事でした。今日のメッセージは、聖霊が1人の優れた人にではなく、信仰を同じくする人々に平等に皆に降ったと言うことです。あなたも除外されていないのです。

「五旬節の日が来て、みんなのものが一緒に集まっていると、突然激しい風が吹いてきたような音が天から起こってきて、一同が座っていた家いっぱいに響き渡った。

また舌のようなものが、炎のように分かれて現れ、一人一人の上にとどまった。すると一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した」。(使徒行伝2: 1-4)

共にいて下さる助け主である聖霊は､優しい神の霊として表現されてきました。しかしそれが一人ひとりに同時に降った時、エルサレムを震撼させるような大きな出来事となりました。

しかし私たちはペンテコステを1つの事件として扱うことなく、神の愛が私たちの内側に来てくださるという優しい記念日として受け取らなければなりません。

「風」のような音とありますが、それは不思議な印象だったのでしょう。しかし旧約聖書の時代から風は神の無限の力を意味しました。当時の最も早い交通機関であった船は帆を張って風を受けて走っていたのです。

「炎」のような物が一人一人の上に触れた。英語訳の中にtouched each person thereと書かれたものがあります。留まるよりも触れたの方が良いかもしれませんね。火は焼き尽くすものであり、人の魂を清める力です。

20世紀最大の伝道者ビリーグラハム博士は、「聖霊はすべての信者に与えられています。もし彼が1瞬間でも私たちから離れるなら、私たちは深刻な苦難に陥ることでしょう」と言われました｡

今年のペンテコステの祈りは次の3つの事だと思います。

①もっと聖霊の必要を意識させてください。

②どうか早く聖霊が私の心に来て下さるように。

③もし聖霊を妨げるものがありましたら悔い改め､取り除きます。

きっとこの祈りに神様は答えてくださるでしょう。そして聖霊の内なる力とともに、溢れ出る賛美､感謝を与えてくださるでしょう。今年のペンテコステがあなたにとって素晴らしいきっかけとなりますようにお祈りしています。

小田　彰